春爛漫の、千鳥ヶ淵でお会いしませんか。
良い眺め有り、ゆったりと日々の煩いをしばし忘れて、
身体を動かしてダンス?しましょう。 ダンスといっても、ほんの、手先を動かして、針と糸、
布切れで遊びます。パッチワークというか、勝手気ままの
貼り合わせ、チクチク布のコラージュです。
絵を描くのは苦手、という人も、難しい構図を脳で考えるの
を忘れて、ただ手を動かす、そうすると、自然に、普通に、
なんだか、不思議なモノが、生まれて来ます。
第1回のテーマは、華の都ウィーン。モーツァルトの音楽や クリムトの絵を見ながら、ウインナ・コーヒーを楽しみながら。
第2回目は、喧騒のジャンク都市、ニューヨークです。 それぞれ、すごく面白いアーティストを1人紹介します。 それは、お楽しみ。
午後のひととき、小さなサロンの時間です。
参加費|5,000円(税別・お菓子/ドリンク付)
時間|15:00–18:00
日程|第1回 2026年3月21日(土)
第2回 2026年4月25日(土)
講師:新見隆(キュレーター、武蔵野美大教授、同美術館・図書館館長)
Report
新見隆氏による講座 「コラージュ、その美味しい旅 ― ウィーンへ、ニューヨークへ、人形づくりの誘い」 を開催しました。
「“ぬい仕事”ではない。」 その言葉の通り、この講座で行うのは、縫うことではなく、貼ること、切ること、重ねること。 既成の価値観や秩序を揺さぶりながら、さまざまな断片を組み合わせ、新たな像を立ち上げていく―そんなダダイズムの精神を背景に、人形をかたちづくる時間です。
参加者は、思い出の布やボタン、糸、ビーズなどを自由に用いながら、自身の記憶や感覚を重ね合わせていきます。 どこか無心で、どこか深く。 まるで故郷に触れるような、不思議な感覚を伴う“大人の遊び”の時間です。
第1回は、「世紀末ウィーンと日本」をテーマにしたレクチャーから始まりました。 ジャポニスム(日本趣味)、ダダ、そして世紀末ウィーン。それぞれの文化や感性が交差しながら、音楽やザッハトルテも加わりました。
そして第2回の舞台はニューヨークへ。
テーマは、箱の作家として知られる ジョゼフ・コーネル。
生涯ほとんどニューヨークを離れることなく、無数の小宇宙を箱の中に生み出した彼の作品を入口に、コラージュの起源、ダダやシュルレアリスムについて、スライドを交えながら学びました。また、切り絵の名手でもあったアンデルセンや、長くヨーロッパの家庭で手芸を担ってきた女性たちにも光を当て、「家庭の手仕事」を、正統なアカデミズムの美術を覆すための創造的な手立てへと転換したダダの芸術家、英雄たちに触れました。
まさに危機の時代には、既存の価値観を問い直すように生まれた新しい芸術。
ニューヨーク編のお供は、もちろん濃厚なニューヨークチーズケーキです。
さまざまな断片を継ぎ合わせ、新たな物語を見立てる人形づくりコラージュワークショップー芸術と歴史、記憶と手仕事、そして美味しいお菓子が響き合う、文化そのものをコラージュするような豊かなひとときとなりました。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
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