知的に騒がしい-ギャラリー册-

森羅万象ミクロコスモス

shinra

ルリユールは、一般に、フランス、ベルギーを中心にした、伝統的な皮革製本を指すものと理解されていますが、日本でのヨーロッパ文学や、美術の愛好家のあいだでは、その精緻で繊細な職人的技術の粋と、未製本の仮綴じ本を、自らの好みで、自在かつ奔放に装幀すべく発注する愛書家への崇拝や尊敬から、長く、憧れの的でありました。

グループ Les fragments de M (レ・フラグマン・ドゥ・エム)は、ルリユールの先駆的な紹介者、栃折久美子さんの薫陶を受けた第二世代として、現在の日本のルリユールを牽引する、中堅作家で形成されるグループです。

現代工芸と、

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羽原肅郎先生のワークショップを終えて

modernism

無の機能性を考える庭のほうへ  ― 羽原肅郎先生、禅とモダニズム講義譚

[行間=心、を広くとることがまず、第一なんだ!]
元より、理論より勘の人間で、性格がおおざっぱということもあって、至極細かいことは残念ながら覚えていないのだが、やはり、羽原先生のレイアウト講義(というか、これこそが、僕らキュレーターにとっても、モノの配置の妙をはかる肝要なる妙味の、秘技的部分を内部構成するものであって)の始まりのポイントは、やはり僕じしんもこうしていつもキーボードで書いていても気をつけている、「行間をきちんと広くとる」ということだった。

しか

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「3.11 Nuclear Crash以降の生き方を探る」@册塾

nuclearcrash


册塾・第一弾
『3.11 Nuclear Crash以降の生き方を探る』

昨年の震災に続く原発問題には、多くの日本人をはじめ、世界の人々が、この現実を目の当たりにし、図り知れない力に畏れを抱きつつも、このままではいけないと痛感させられました。そして、原発の仕組みや、近代の資本主義の在り方、エネルギー問題などの、たくさんのことを改めて考えたのではないでしょうか。
震災後、1年を迎えようとしている今なお、収束していない福島の諸問題。各地に多くの原発を抱える私たちが、どのようにこの問題を捉え、生きていくべきかを、「原発の

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