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1600年頃のイタリア音楽 オペラ誕生の原点をたどる

これから続くシリーズの第一回は、
1600年頃のイタリア音楽 ー オペラの原点を深く味わう時間です。

舞台は、クラウディオ・モンテヴェルディ《オルフェオ》が生まれたのと同じ時代。
同じ精神のもとに広がっていた、豊かで革新的な音楽世界です。
オペラという新しい芸術が芽吹く、その瞬間の息づかいに、そっと耳を澄ませます。

今回は、歌い手・辻康介さんの声に、
オランダ在住のリュート奏者・上田朝子さんの響きが重なります。


普段はあまり演奏されることのない曲々を、トークを交えながらお届けする予定です。

開催日時

202626日(金)

昼の部 13時45分開場 
    14時00分 ― 15時30分
         15時30分 ― 16時00分 交歓
    16時15分 ― 閉会 

夜の部 18時45分開場 
    19時00分 ― 20時30分
            20時30分 ― 21時00分 交歓
    21時15分 ― 閉会   

参加費 昼の部 夜の部 各回 8,000円(税別)

お申込み方法

下記のリンクよりお申込みください。

Jacopo Peri (1561–1633), engraving Public domain / Wikimedia Commons

Francesco Rasi (c.1574–1621), engraving Public domain / Wikimedia Commons


― Peri と Rasi、そしてキタローネ ―

「新音楽(モノディ)」の立役者であり、
最初のオペラを残した作曲家・声楽教師、ヤコポ・ペーリ。

そして、モンテヴェルディ《オルフェオ》で
初代オルフェオ役を歌った、
歌手・作曲家・詩人──現代で言えばシンガーソングライターでもあった
フランチェスコ・ラージ。

この二人に共通しているのは、
当時の多くの音楽家のように「仕える立場の音楽家」ではなく、
貴族として教養と思想を備えた音楽家だったということです。

オペラの歴史は、彼ら抜きには始まりえませんでした。

彼らが残した小品の一つ一つには、
この時代ならではの音楽の魅力と、
新しい表現への情熱が凝縮されています。

そして、その歌を支え、あるいは弾き歌いの楽器として活躍したのが、
大型リュート〈キタローネ(テオルボ)〉。
小さなリュートに長い低音弦を加えることで、
通奏低音という画期的な音楽語法を支え、
オペラ誕生期の音楽を根底から支えた存在でした。

 

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