知的に騒がしい-ギャラリー册-

【予告】「ゲーテの目」Ⅰ―舞踊する眼差し  関根直子VS.長谷川さち

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新しい文化共同体「アート・ビオトープ那須」の、東京における拠点であるギャラリー冊では、2018秋の「ゲーテの手」に続いて、気鋭の作家二人を紹介する。ギャラリー冊は北山ひとみが長く、ガラス作品を中心に現代工芸を展開して来たが、今回は、鉛筆画で深い新境地をみせ、高い評価を受けている関根直子と、石彫からガラス素材へ展開しつつある、新鋭長谷川さちの、「合わせ技」。

「目は手よりも物を云い、、。」と冗談半分にいう訳ではないが、かの『ファウスト』によれば、「日常を静謐に凝視する」聖者ファウスト博士がおり、また「魔王のごとく、天空を飛んで、俗世を嘲笑する」悪魔メフィストフェレスが、いる。
それは、単に、視覚を鳥瞰と接視に二分してのことではない。
南画を思わせる恬淡で精緻な鉛筆画から出発した関根は、ラスコー洞窟画やロスコ・チャペルの深い体験を昇華して、まさに「イメージ」を超えて、実在の像からのメタフィジカルな「眼差しとしての遠さ」を描こうと苦闘し、瞠目すべき境地を出現させつつある。
また長谷川は、日常目にする、あるいは自らの肉体が思い描いた幻の「家具」を彫ることから、やがて「目の速度」やら「目の運動」が、日日の修道増的鍛錬のなかで、グングンと彫れるようになって来た新鋭だ。
この二人、おそらくは、今後の日本現代美術を背負うことになるだろう二人の、「目の舞踊」の顕現(エピファニー)をご覧いただきたい。

(ゲスト・キュレーター、新見隆 アート・ビオトープ那須文化顧問、武蔵野美術大学教授、大分県立美術館顧問、イサム・ノグチ庭園美術館学芸顧問)

【展覧会概要】
「ゲーテの目」Ⅰ―舞踊する眼差し 関根直子VS.長谷川さち
会期:2019年6月22日(土)―7月20日(土)
会場:ギャラリー册
東京都千代田区九段南2-1-17 パークマンション千鳥ヶ淵1F
10:30~19:00(ラストオーダー:18:30)
定休:毎週日曜・月曜日・祝祭日
入場無料

オープニングパーティ 6月22日(土)17:00~19:00

【関連企画】
ワークショップ「千鳥ヶ淵をアートで遊ぼう」

本展を企画・監修頂いた新見隆先生と武蔵野美術大学の皆さんによる楽しいワークショップです。
千鳥ヶ淵を散策し、テーマを見つけた後作品を制作します。
お子様から大人まで、どなたでも自由にご参加頂けます。
お申し込みはお電話にてお申し込みください。

開催日時:7月14日(日)10:30~15:00
参加費: 1,000円(材料代とお茶)
講師:武蔵野美術大学生有志+新見隆
※12:00~13:00の間は昼食時間となります。昼食はご持参頂くか、近隣のコンビニエンスストア、飲食店をご利用ください。

【作家プロフィール】

関根直子
2001 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了

個展
2018 「風景の作用ーThe Action of Secenery」GALERIE ANDO 東京 松濤
2017 「Sekine Naoko」展 MA2Gallery 東京 恵比須
2016 「終わらない庭-Act of Scenery」GALERIE ANDO 東京 松濤
2015 「ここに、はての、拡散した1」MA2Gallery 東京 恵比須
2014 「言葉の前の音」GALERIE ANDO 東京 松濤
2012 「先行するものたちへ-Naoko Sekine Creations in 1999」 第一生命南ギャラリー 有楽町 「昼と夜、時の間-go for a walk at twilight」MA2Gallery 東京 恵比須
2010 「線-音-意味」 脇田美術館 長野 軽井沢 「Winter Lights」GALERIE ANDO 東京 松濤
2009 「SECRET EXHIBITION」 MA2Gallery 東京 恵比寿 「9月の庭」 art space kimura ASK? 東京 京橋
2008 「巡る、佇む」GALERIE ANDO 東京 松濤
2004 「そとがわのうちがわ」 トーキョーワンダーサイト 東京 本郷「線、海からの帰還」 αmプロジェクト/art space kimura ASK? 東京 京橋

他グループ展多数

受賞
2008 府中市美術館賞 / VOCA展2008
2002 トーキョーワンダーウォール賞/ トーキョーワンダーウォール公募2002

パブリックコレクション
府中市美術館
東京都現代美術館
竹田市立図書館

2013 文化庁海外研修制度 研修員 フランス、パリ

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長谷川佐知子(長谷川さち) HASEGAWA Sachiko
1982年兵庫県生まれ。 2004年武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。 2006年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。

個展
2005年 ガレリア・グラフィカbis(東京)
2008年 「ここらからそこまで」 村松画廊(東京) 「天気売り」 ヒノギャラリー(東京)
2011年  「白い家」 ヒノギャラリー(東京)
2012年 「broom」 switch point(東京)
2013年 「路上」 Plaza Gallery(東京)
2014年 「虎の子を渡す」 ヒノギャラリー(東京)
2017年 「そらみつ」 ヒノギャラリー(東京) 「長谷川さちの彫刻-レイライン」 平塚市美術館/神奈川
2018年  「常設展:Because It’s There」 ヒノギャラリー/東京  「マルチバース」 switch point/東京

他グループ展多数